【ドイツ】全国高校サッカー選手権で活躍し、更なる高みを目指してドイツへ

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岡山学芸館高校が岡山県勢初の選手権制覇を成し遂げて幕を閉じた昨冬の第101回全国高校サッカー選手権。その大会に長野県代表として出場していた松本国際高校でチームの中心選手として活躍していたのが今回紹介する留学生の岸琢人選手です。

高校サッカー選手権を経てドイツへ

中学までは神奈川県でプレーしていた岸選手は高校は長野県の強豪校である松本国際高校へと進学し、1年次と3年次に選手権に出場しました。3年次の選手権では、夏のインターハイでベスト4まで勝ち上がった全国屈指の強豪である米子北と初戦で対戦して惜しくも1-2で敗れましたが、一時同点となるゴールを決めたのが岸選手でした。

全国高校サッカー選手権、米子北高校との試合。ドリブルで仕掛ける岸選手

「僕のゴールで同点に追いついたんですけど、前掛かりになりすぎて隙を突かれちゃって、その直後に失点して。1点取って全員が『これもう1点いけるだろ!』ってなって、誰も守備のこと考えてなくてやられました」と当時のことを笑いながら振り返った岸選手は続けて「得点のシーンのことなんですけど、集中し過ぎていたのか(得点に至るまでの)前後のことを全く覚えていないんですよ」と話していました。強豪とぶつかった選手権本大会は彼らが望んだ結果にはなりませんでしたが、「県予選の時とは違って、相手のレベルがすごく上がっていて…。でも(相手は)強かったけど、やっていて楽しかったです」と語るように、充実感のある大会だったようです。

高校を卒業し、日本から飛び出してドイツの地でチャレンジすることを選んだ岸選手は現在、ドイツ6部のFV Biebrich02に所属しています。シーズン序盤こそなかなか出場機会が得られないこともありましたが、最近ではレギュラーとして出場し、アシストやPK獲得などのような得点に絡むプレーも増え、先日は待望のシーズン初ゴールを奪いました。

そんな岸選手は日本とドイツのサッカーの違いをどのように感じているのでしょうか?

インテンシティの違い

1番感じる違いとしてはやはり『球際の強さとプレー強度』だそうです。ただ、「身体が小さいから球際ではなかなか勝つ事ができない」という点はあるものの、「小さいなりに相手の懐などに入ってプレーする工夫はしているし、その部分(身体が小さいという利点)が出せればある程度通用はするかなと思います」と、その印象を話してくれています。

また、自身が所属している6部リーグについては、「(6部のレベルは)想像よりもだいぶ上でした。正直、6部ならやれるかなって思っていたんですけど、実際やってみたら全然プレースピードが速いし。とにかく身体の部分もなんですけど、寄せのスピードであったり、特に守備の強度が高いなって思いました」と感じているよう。プレースピードの違いに関しては、「例えば高校までは、ボールを持って考える時間が多少あった。そこでドリブルかパスか判断するみたいなことは出来ました。でもドイツの6部でやっていると、持ってから考えるじゃあもうその瞬間に身体を当てられたり、ボールを取られる。なので、ボールをもらう前に2手先くらいを考えていないと上手くプレーが出来ないなって思いました」と、ドイツに来てサッカーの違いを体感しているそうです。

チームの印象

現在FV Biebrich02にいる日本人選手は岸選手1人。それもあって(?)チーム内では結構可愛がられているそうです笑。優しい選手も多く、いい雰囲気の中でサッカーに打ち込むことが出来ているそう。でも、オフザピッチでは優しい選手たちもピッチ上ではシビアで、要求もかなり激しいとの事。オンとオフの切替も新鮮に感じていて、「Biebrichの選手たち、よく練習中にプレーのことで喧嘩してます。でも練習終わったら何事も無かったかのように仲良く一緒に帰ってました」というような海外ならではの経験もしているみたいです。

岸選手本人が今1番感じている課題としてはコミュニケーションの部分。当然ですが日本語を理解できる選手は周りには居ません。本人も「試合にも絡むことが出来ていて、チームメイトからの要求も試合中にたくさんあるから、どんどん言葉を覚えてコミュニケーションをしっかりと取れるようにしないとですね」と言葉で意思疎通をすることの重要性を自覚。「まあでも語学面は…難しいです」と苦笑いしながら話していましたが、パフォーマンス向上に繋げるために語学の面も向上してもらえれば!

ドイツサッカーに早くアジャストするために

上述したように、最初はドイツサッカーのスピード感に戸惑った岸選手。本人は試合や練習中から『判断スピードを上げてプレーする』ことの重要性を強調しています。「オフザボールの時点で情報をなるべく沢山集められるようにすること。次のプレーのイメージを既に持っておくこと」が大事であると。

ドイツ4部やブンデスリーガのセカンドチーム(右の記事参照:【ドイツ】ブンデスリーガ1部クラブのセカンドチーム – 海外サッカー留学ならユーロプラスへ (europlus.jp))へのステップアップ、更にはブンデスリーガでのプレーを目指してサッカーに真剣に取り組んでいる岸選手の今後の活躍に期待したいと思います!

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