【ご報告】2025年夏の海外遠征サポートについて

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ユーロプラスは、2025年7月〜9月にかけて、全国のJクラブアカデミーや街クラブ、高校バスケットボール部など計10団体の海外遠征をサポートいたしました。タイ・イタリア・スコットランド・ドイツなど、アジアから欧州にわたる幅広い地域で、若い世代の挑戦を後押しいたしました。

サポートした遠征一覧

<Jクラブ>
清水エスパルスU12(アカデミー)/7月30日〜8月5日/タイ遠征
FC大阪U14(アカデミー)/7月31日〜8月4日/タイ遠征
ベガルタ仙台U17(アカデミー)/8月17日〜8月26日/イタリア遠征
サガン鳥栖・唐津U15(アカデミー)/8月21日〜8月26日/タイ遠征
セレッソ大阪スクール・エリートコース(スクール)/7月31日〜8月5日/タイ遠征

<街クラブ>
ラソティーロFC/7月27日〜8月2日/タイ遠征
FCリライズ/7月31日〜8月4日/タイ遠征
東京都中央区/7月30日〜8月5日/スコットランド遠征

<スクール>
NAGATOMO ACADEMY/9月2日〜9月10日/イタリア遠征

<部活動クラブ>
報徳学園高等学校バスケットボール部/8月4日〜8月18日/ドイツ遠征

ユーロプラスが提供する「学びのある海外遠征」

ユーロプラスが支援する海外遠征は、単なる競技体験ではなく、「育成と教育」を両立したプログラム設計を特徴としています。
海外で試合をするだけでなく、現地での滞在・交流・体験までを一貫して設計し、選手・指導者それぞれの立場で成長を感じられる時間を提供しています。

たとえば、イタリア遠征では、東日本大震災の被災地・仙台のクラブが、同じく地震被害を受けたアマトリーチェ市を訪問。震災を経験した者同士の交流を通じて、スポーツが人と人をつなぐ力を改めて感じる機会となりました。
このように、ユーロプラスは「海外でプレーすること」そのものではなく、「その経験をどう生かすか」という観点から遠征をデザインしています。

“高校卒業でサッカーを辞める” 地方の課題解決の一助にも

また、地方では高校卒業とともに競技を離れる選手が多く、「海外での挑戦」を現実的な進路として提示できる指導者は限られています。ユーロプラスはこうした地域格差にも向き合い、若い世代に“サッカーを続ける選択肢”を生み出す一助として遠征支援を行っています。
選手たちが現地で自ら考え、行動し、異なる文化や価値観を受け入れる中で、次のような学びを得る機会となります。

– 自律と人格形成
異文化環境での生活は「自分で考えて動く力」を養い、逞しさを育みます。

– 競技力の向上
欧州やアジアの強豪と対戦することで、世界基準の試合強度や勝利への姿勢を体感できます。

– 国際交流と社会性の育成
震災被災地同士の交流や現地市民との触れ合いを通じ、サッカーを超えた価値観の理解が深まります。

– 保護者にとっての価値
子どもの成長を間近に感じられることは、教育的投資としても大きな意義があります。

ベガルタ仙台(イタリア遠征)

ラソティーロFC(タイ遠征)

クラブ代表コメント

FCリライズ 代表 水頭氏
「今回参加したチームにとって、海外での試合は初めての経験でした。身体の大きさの違いに驚いたり、大会独自のローカルルールに初戦こそ苦労していた様子でしたが、2戦目以降は想像以上に順応が早く、その適応力の高さに逞しさを感じました。

早い年齢で海外遠征に参加させることには多くの価値があります。これは地方ならではの課題かもしれませんが、高校卒業後にサッカーを辞めてしまう選手が少なくありません。だからこそ、早い段階で海外経験を積むことで“サッカーを続ける選択肢”に海外が加わります。さらに、その経験によって海外に対する心理的なハードルも下がります。若いうちにそれを知らせてあげられることには、大きな意義があると感じています。」

クラブ公式HP:FC RERISE

 

ラソティーロFC 代表 山崎氏
「タイ遠征は今年で4回目です。もともとは、私自身が県のトレセンで個人としてタイに行った際に、育成レベルの高さや食事・観光などの環境面に衝撃を受けたことがきっかけでした。“自チームを連れて行きたい”と強く感じ、保護者や関係者に少しずつ情報提供をして行った結果、翌年のタイ遠征が実現しました。

早い年代で海外経験を積むことは、選手の人間力を大きく成長させるきっかけになります。実際に、日本の環境とは異なる現実を体感し、帰国後の練習態度が変わった選手もいます。また、チームで行く遠征は、個人留学とは異なる形の“財産”にもなっており、サッカーがあったからこそ実現できた貴重な経験だと感じています。」

クラブ公式HP:ラソティーロFC

今後も引き続き、様々なチームの海外遠征を支援いたします。

ユーロプラス代表:辻コメント

「この夏、10団体をサポートできたことは、ユーロプラスにとっても大きな節目となりました。海外遠征はサッカー技術を磨くだけでなく、異なる環境で挑戦することで“生きる力”を身につける教育の場です。今後もJクラブから街クラブ、学校まで、幅広い世代に世界基準に触れる機会を届け、日本の育成環境をアップデートしてまいります。」

ユーロプラスでは、これまでも複数のJリーグ、街クラブ、高校、大学のサッカー部の海外遠征を継続的にサポートしてまいりました。今夏はその取り組みを一層加速させ、より多くの子どもたちが海外での経験を積む機会を創出いたしました。今後も引き続き、「世界基準に触れることが当たり前になる環境づくり」を使命に、育成年代選手の挑戦を支援してまいります。

プレスリリース:【プレスリリース】2025年夏の遠征支援についてのご報告

 

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