東京都リーグからタイトップリーグへ 2年目の挑戦

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Photo by Ubon UMT United

ヨーロッパ5大リーグでの経歴を持つ選手や、各国の代表経験者がいることが当たり前になっている今のタイリーグ。日本人だから、Jリーグでの経歴があるから、というだけで契約出来た頃とは状況は大きく違ってきている。そんなますますレベルの上がるタイリーグで3部リーグからトップリーグへと上り詰めた山崎健太。日本では東京都リーグでプレーしていた彼が、体験した初めてのタイトップリーグの舞台。昨シーズンを振り返り、2018シーズンへの思いを聞いた。


山崎健太

東京都出身、1987年生まれ。駒沢高校、駒澤大学サッカー部、東京23FC、TTMカスタムズ(タイ2部)、FKベラネ(モンテネグロ2部)、OFKグルバリ(モンテネグロ1部)、ウボンUMTユナイテッド(タイ)〜


昨年は初のタイのトップリーグでの戦いでした

挑戦するからにはその国のトップリーグでプレーしてみたいとはずっと思っていたことだったので、それが経験できたことは素直に嬉しかったです。個人的にも通用する部分と、足りない部分を感じることが出来たので、それは今後に大きく役立つと思います。チームとしても初めての1部リーグ参戦という状況で、昨年の結果は悪くなかったなと思っています。個人としては目に見える結果という部分をさらに意識していきたいと感じました。

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印象に残ったチームは?

やはりどのチームも2部よりもレベルが高く、難しい試合ばかりでした。その中でもブリーラムはスタジアムも素晴らしく、王者の貫禄のような雰囲気を感じましたね。

ムアントンにはリーグ戦では2勝を上げましたね

ムアントンは全員がボールをしっかり保持できるし、チームとして成熟しているなという印象でした。ポゼッションされる時間も長く、かなりタフな試合でしたね。コンサドーレで活躍するチャナティップは速くてキープが上手いなと思いましたが、その劣勢な試合で一人で局面を打開していくウチのドイツ人FWのBajram Nebihiやタイ代表のSirochの個の力が強烈に印象に残っています。

ムアントン戦ではオーバーヘッドでのゴールもありました

あれはラッキーでした。なかなかああいった形でゴールを決められることはないし、良い思い出になりましたね。

ゴール映像↓↓↓

2018シーズンに向けて

1 年目の経験を生かして、さらにもっと良いパフォーマンスを見せれるように頑張りたい。そして楽しんでプレーするということも常に忘れずにプレーしたいと思っています。

Photo by Ubon UMT United

選手の入れ替わりが非常に激しいタイにおいて同じチームに長く在籍できるということは、それだけでチームからの信頼のほどが伺える。ウボンUMTユナイテッドの一員として4シーズン目を迎える2018シーズン。3部リーグからチームと共に昇格を果たしてきた選手として、外国人助っ人選手として、さらなる活躍を期待したい。

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