2025夏バイエルンキャンプ Day 5

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バイエルンキャンプ5日目。

いよいよトレーニングも残り2日となり、選手たちの意識の高さもより一層感じられるようになってきました。朝食時やトレーニング会場への移動の際にも、自主的に行動する姿が目立ち、この短期間での成長が随所に表れています。

会場に到着してからは、それぞれがドイツ人の友達に積極的に声をかけたり、ハイタッチを交わしたりと、言語の壁を越えて関係性を築いている様子が印象的でした。

この日はゲーム形式のトレーニングで、高学年と中学年をミックスしたチーム編成で行われました。大ゴールを使用した通常の試合形式と、ミニゴールを使った変則ゲームを交互に行い、勝敗を競い合いました。
白熱した試合が続く中、あるチームは全勝を達成し、ドイツ人選手たちと肩を組んで喜び合う姿がとても印象的でした。国籍を越えて一緒に勝利を分かち合う体験は、選手たちにとってかけがえのない思い出になったことでしょう。

練習後には、少し大きめのスーパーマーケットへ向かいました。ドイツならではの豊富なお菓子や飲み物が並ぶ店内に、選手たちは興味津々。
「これってどんな味なんだろう?」とパッケージを眺めながら話し合ったり、「ドイツ語、読めないけど美味しそう!」と直感で選んだりと、買い物の時間そのものがちょっとした異文化体験になっていました。

ある選手は、見た目のインパクトに惹かれて、巨大サイズのグミを手に取り、友達とシェアする約束をしていました。
また別の選手は、「家族に買って帰るんだ」と、真剣な表情でお土産用のチョコレートやお菓子を選んでおり、少し大人びた一面ものぞかせてくれました。

サッカーの練習とはまた違ったリラックスした時間の中で、選手たちの表情もより柔らかく、笑顔の絶えないひとときとなりました。

そしていよいよ、明日はトレーニング最終日。これまでの数日間で学んだことをピッチの上で発揮できるよう、選手一人ひとりが自信を持って臨んでくれることを期待しています。

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