キャンプも折り返しに入り、選手たちの疲労も見え隠れする中での4日目。
今日は天気にも恵まれ、気温はやや高め。そんな中、午前のトレーニングはシュートを中心としたメニューが行われました。
パスからの素早い切り替えや、限られたスペースの中でのタイミングを意識しながら、実戦的な形でのフィニッシュトレーニングを反復。また、選手たちは自分のシュートスピードを計測する機会もあり、自分のキックの強さを数字で把握できる貴重な体験となりました。数字が出ることで、選手同士の競争心も高まり、ピッチ上は終始活気のある雰囲気でした。
さらに、今日からはブンデスリーガで200試合以上の出場経験を持つ元プロ選手、Helmut Rahner(ヘルムート・ラーナー)氏がコーチ陣に加わり、現役時代の経験を生かした本格的な指導がスタートしました。プレー中の立ち位置や判断の質、守備のタイミングなど、一つひとつの動作に対して細かな指摘が入り、選手たちもいつも以上に集中した表情でトレーニングに取り組んでいました。
午後のトレーニングも午前に引き続き、シュートを中心とした内容で、実戦を想定したポジショニングやフィニッシュの質を高めるメニューが展開されました。午前のフィードバックを受けて、それぞれの課題を意識しながら取り組む様子が見られ、短期間でも確かな成長が感じられるセッションとなりました。
練習後には、選手全員でミーティングを実施。キャンプも残り2日となったため、ここで一度しっかりと時間を取り、これまでの振り返りと反省点を全員で共有しました。それぞれが自身の強みと改善点を再確認し、明日・明後日のトレーニングにどうつなげていくかを考える、有意義な時間となりました。
疲労は少しずつ溜まってきている様子もありますが、体調不良や怪我は依然としてゼロ。最後まで集中を切らさずに、学びを深めていけるよう明日に備えます。