サッカーモンゴルリーグ前期リーグが終了

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(ナショナルスタジアム)

10チームで行われているモンゴルリーグは第9節までを消化し前期リーグの日程が終了。これより約1ヶ月のオフ期間を挟んで7月30日より後期リーグが再開されます。

今シーズンモンゴルリーグに参戦しているチームはErchim FC, Khangrid, Ulaanbaatar City, Athletic 220 FC, Deren FC, Goyo FC, Selengepress FC, Khoromkhon ,FC Ulaanbaatar, UBUの10チーム。

(写真提供:Mongolian Football Federation)

現在首位を走るのは昨シーズン王者でAFCカップにも参戦しているErchim FC。ユーロプラスアジアの金城寛大が所属するFC Ulaanbaatar は現在9位と苦しい戦いが続いています。しかしその中で金城は7得点、得点ランキング2位につける活躍で下位に沈むチームを力強く牽引しています。

モンゴルリーグは首都のウランバートルにほとんどのチームが集まり、ホームグラウンドを所有している数チームの試合以外は基本的にナショナルスタジアムで試合は開催されます。モンゴルは年間平均気温がマイナス0.1度と寒く芝が育たないため、リーグ戦は人工芝のピッチで行われます。

モンゴルというと遊牧民やモンゴル相撲、ゲルといったことを想像しますがウランバートルは都市としても発展していて、外国人選手にとってもサッカーに集中できる環境で生活ができるようです。

昨年、モンゴルサッカー協会は日本サッカー協会とパートナーシップ協定を締結。女子代表には日本人コーチを招聘。U-14女子代表の日本遠征や、 AFC・U-16選手権の予選ホスト国としてAFC U-16選手権予選をウランバートルで開催しました。この大会では、モンゴル代表史上初めてU-16代表チームが編成され大会に臨みました。若い世代とは言え日本代表と同グループに入り、レベルの高いサッカーを経験したモンゴル代表。

これらを通じて国民のサッカーへの関心はさらに高まっているようです。代表チームの強化、それに欠かすことのできない国内リーグの強化、そのためのサッカーへ携わる人々、サッカーに関心を持つ人はモンゴル国内で確実に増えています。

さらにモンゴルのエルベグドルジ大統領は、以前イタリアを訪問した際に自身がインテルのファンだと発表し、さらに「サッカーがモンゴルで発展することを信じている。そしてモンゴルが2050年のワールドカップの開催国になることが目標。」であるというコメントもしています。

まさに国をあげてサッカーへの熱を帯びてきたモンゴル。これからのモンゴルサッカーの発展、そしてそこで活躍する日本人選手たちから目が離せません。

(FC Ulaanbaatarとゴールを決める金城)

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