2018シーズンのラオ・プレミアリーグと得点王争い

3944
抜群のコンビネーションを見せる本間と大谷 Photo by Lao toyota FC

 

ラオ・プレミアリーグ第7節。前期リーグの折り返しとなる今節はラオ・トヨタFC対マスター7FCの対戦となった。ラオ・トヨタFCには本間和生と大谷壮馬。マスター7FCには浅岡淳也。3人のEuroPlus Asia所属の選手が顔を合わせる注目のカードとなった。

結果は5−1でラオ・トヨタFCの快勝。昨シーズン王者の貫禄の勝利となった。

今年のラオスリーグ

ラオスプレミアリーグはラオスのトップリーグで2014シーズンからプロ化され、プロ化後、今年で5シーズン目となる。2018シーズンは8チームでの開催でホーム&アウェイのリーグ戦で年間王者を争う。昨年度王者はラオ・トヨタFC。マスター7FCは今シーズンからリーグに新規参入した新興チームだ。

年々全体のレベルが上がるラオ・プレミアリーグだが、ラオ・トヨタFCは7節終了時点で首位の座をがっちりと掴んでいる。

Photo By Lao Premier League

ラオ・トヨタFCと本間和生

ラオ・トヨタFCは2013年に設立されたクラブで、2015,2017シーズンにはリーグ優勝を果たしている。AFCカップやメコンカップなどの国際大会にも出場するなどラオスを代表するクラブだ。

そのクラブに2014シーズンから在籍し、ストライカーとしてチームを牽引するのが本間和生だ。ヨーロッパのクラブで12年間にも渡り活躍してきたストライカーは、ラオスでも絶大な存在感を放っている。

2014,2015,2017シーズンで得点王を獲得。加入後4シーズンで国内リーグ100ゴールを達成した、ラオ・トヨタFCだけではなくラオスサッカーを牽引する37歳のストライカーだ。

この日はハットトリックを達成した本間和生 Photo by Lao toyota FC

得点ランキング

ここまで7節を消化したラオ・プレミアリーグ。得点ランキングは以下のようになっている。

Photo by Lao premier league

外国人選手で閉められた上位4選手。トップは本命の本間和生が10ゴールと、他の追随を許さないペースでゴールを量産している。そして第4位には同じくラオ・トヨタFCから大谷荘馬がランクインしている。

モンテネグロ1部、ボスニア・ヘルツェゴビナ1部と、本間と同じように東欧の厳しいリーグを経験してきた攻撃的ミッドフィルダーだ。中盤から攻撃を組み立てるだけではなく、貪欲にゴールを狙う姿勢でさらに得点を増やしていきたいところだ。

大谷壮馬 Photo by Lao toyota FC

ラオスの地で活躍する日本人選手たち。この試合でも本間、大谷の二人からラオ・トヨタFCの攻撃は常に繰り出されていた。リーグ戦の前半を終え順調に首位に立っているが、リーグ戦の優勝はもちろん、二人にはさらにその先にある国際大会への出場、そこでのさらなる躍進を期待したい。またそれを脅かす存在として浅岡を含めた日本人選手の奮起にも期待だ。

前の記事イングランドはカード社会?
次の記事「ドイツ」日曜日は退屈?お店が全部閉まってしまう国、ドイツ!